

デリケートゾーンは女性器の入り口(膣口)から外側周辺
他の身体の部位とは異なる場所であり、日頃のケアが生活するうえでの快適度や未病に直結します。
性的な部分なので気軽に相談しにくいのも特徴で、情報不足による肌トラブルが起きやすい場所なので正しいケア方法を知ってしっかり予防しましょう!
デリケートゾーンはその名の通りデリケート(繊細)な部位です。ーンの特徴、トラブルが起きやすい繊
皮膚が薄い
肌が薄いことにより皮膚からさまざまな成分が浸透する経皮吸収率も高いと言われています。
顔の中で最も皮膚が薄いと言われるまぶたよりも更に薄くとても繊細です。
摩擦が起きやすい
歩いたり、立ち座りの動作で常に下着との摩擦が起こるだけではなく、下着とアンダーヘアー双方の摩擦がデリケートゾーンには起こります。
キツめの下着や、タイトなジーンズなどは特に摩擦の影響が大きくなります。
蒸れやすい
下着や衣服が密着して通気性が悪くなると蒸れやすくなります。
特に化学繊維の中には通気性が悪いものもあり、蒸れやすい特徴があります。 蒸れることによって雑菌の繁殖がしやすく『におい』の原因となるので素材選びも重要となります。
汚れやすい
デリケートゾーンは複雑な形をしているだけでなく、排泄場所である肛門・膣口・尿道口が配置されています。
凹み部分は汚れが溜まりやすく取り除きにくいため、その汚れが『におい』『かゆみ』『炎症』を引き起こすことも少なくありません。
だからといってゴシゴシと洗いすぎてしまう事によりトラブルの原因となるので洗い方には注意が必要です。
正しい安全な洗い方について、詳しく後半でお伝えしていきます。
人に相談しにくい
デリケートゾーンのお悩みは気軽に人に相談しにくい箇所です。
また、情報不足により健康な状態かどうか自身で判断することが難しいことから、多くの女性が『におい』や『おりもの』の変化に気づかずにトラブルを引き起こしてしまうことも少なくありません。
正しいケアをすることによって、さまざまなトラブルの予防は可能となります。
よくあるデリケートゾーンのトラブル

VIO脱毛専門サロン『PULITO』で脱毛中のお客様1,000名にデリケートゾーンのお悩みを聞いたところ92%がデリケートゾーンの肌に悩みがあると回答されました。
以下が悩みの内訳となります。
VIO脱毛専門サロンで脱毛中の
お客様1,000名アンケート
黒ずみ・美肌:50%
におい:27%
蒸れ・かゆみ:12%
その他:11%
それぞれのトラブルの原因にについて解説します。
トラブルの原因は?
黒ずみの原因は摩擦とターンオーバーの乱れ

肌はターンオーバーにより一定期間で皮膚を垢として排出しています。
摩擦の刺激により皮膚を守るためにメラニン色素を作り出します。メラニン色素が過剰に生成されたり、過労や加齢、ストレスなどによりターンオーバーの周期が長くなると、バランスが崩れメラニン色素の排出が追いつかず、肌に残り黒ずみ・色素沈着となります。
デリケートゾーンは下着やナプキン、衣服による擦れが多い箇所なため黒ずみが発生しやすいだけでく、デリケートゾーンの皮膚は、メラニン色素の生成量が非常に多い特徴を持っています。
できるだけ摩擦を抑え黒ずみ予防を心がけていきたいですね。
アンケートでもお悩みNo.1の黒ずみは、相当数の方が悩んでいることが分かります。
においの原因は雑菌

においの原因は雑菌の繁殖です。
排泄時に尿や便がアンダーヘアに絡まる、肛門周りにトイレットペーパーが付着してしまう、入浴時におりものや皮脂などの汚れが落としきれていないなどデリケートゾーンは清潔に保つことも大変です。
デリケートゾーンは下着や衣類などで通気性が悪いなか、体温で温められ、雑菌が繁殖しやすくなります。その他、デリケートゾーンは特に汗腺、皮脂線が密集している特殊な部位となります。
私たちは全身で汗をかきます。汗が分泌する器官は『汗腺』と呼ばれ、2種類存在します。 エクリン腺とアポクリン腺です。エクリン汗腺=全身に分布され、主に体温調節のために汗をかきます。約99%が水でその他は塩分などで構成され、おおむね無味無臭となります。
アポクリン腺=脇の下やおへそ周り、耳の外耳道(耳垢が溜まるところ)、乳輪や性器、肛門周り、体の限られた部位に存在します。
アポクリン腺から出る汗は、殺菌作用のある塩分をほとんど含まずにタンパク質やアンモニアなどが含まれているため皮膚の常在菌が繁殖しやすい特徴があります。
菌が繁殖する際に生まれる発酵臭が、におい(フェロモン)となります。エクリン腺アポクリン腺以外に、全身の皮膚に分布している腺組織が『皮脂腺』です。
皮脂腺は私たちの肌を柔らかく潤い与えてくれますが、皮脂が出されることでエクリン汗とアポクリン汗のにおいが更に強くなります。
デリケートゾーンは、においの発生しやすい環境がすべてそろってしまっているのです。
蒸れの原因は下着?
蒸れの原因は環境と身に着けるものにあります。
デリケートゾーンの皮膚は汗や皮脂の分泌だけでなく、おりものや経血などの排泄物が下着と皮膚に挟まれ非常に通気性が悪く蒸れやすい環境となります。
蒸れによるトラブルを引き起こさないためにも通気性を良くしてあげることが必要です。毎日身に着ける下着や、生理中に身に着けるものを改善するだけで通気性を良くすることができます。
かゆみの原因は炎症・感染症
かゆみを覚える状況になると既に皮膚が炎症を起こしている可能性が高くなります。
皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層からできており、肌を守るバリア機能を果たしていますが、バリア機能でも防ぎきれない刺激をうけるとかぶれたり炎症をおこしてしまいます。
炎症が起こると皮膚が赤く腫れたり、かぶれてかゆみを感じます。酷くなると痛み を伴います。
その他にも性感染症によりかゆみを引き起こしている可能性もあります。性交渉により感染した場合もありますが、膣カンジダのように多くの女性がもともと常在菌として体内に潜んでいる菌が体調が悪く免疫力が下がった場合に増殖してかゆみを引き起こす場合もあります。
アンダーヘアーの自己処理も原因に!
アンダーヘアーの自己処理も肌トラブルの原因となります。
毛抜きでムダ毛を抜くと毛根に傷ができその傷口に雑菌が侵入し毛嚢炎など炎症を起こしてしまう危険性があります。
特にカミソリでのムダ毛処理は肌のバリア機能である表皮まで削ってしまうことで、メラニン色素を誘発して黒ずみを引き落こしやすくなる、保湿機能が衰え乾燥しやすくなる危険性があります。
継続的な自己処理をしているお肌は、硬くなりとても乾燥しています。その他、毛穴は黒く目立ちボツボツと鳥肌の様に変化してしまいます。
膣の自浄作用について

健康な膣にはデーデルライン桿菌という乳酸桿菌が常在し、膣を酸性に保ち有害な細菌の繁殖を防ぐ役割を果たしています。
これを膣の自浄作用(自ら清浄する能力)といいます。デーデルライン桿菌と他の雑菌の割合で膣の洗浄具合が左右されます。最適なバランスを保つことで膣の健康が維持されています。
バランスを保つにはpH値が重要で、膣のpHの値は3.8-4.5の弱酸性が最適とされています。
体の免疫が落ちたり、雑菌の侵入や過度な洗い過ぎでpH値がアルカリ性に傾くとデーデルライン桿菌が減少し自浄作用が弱まります。そのためにおいがキツくなったり、おりものが増えたり、場合によっては膣カンジダが発症するなどトラブルが発生する原因となります。
毎日の洗浄や保湿ケアはデリケートゾーン専用のものを使用し、さらに㏗値3.8-4.5以内のものを選ぶことが膣の環境を整え、デリケートゾーンを安全に保つためにとても重要です。
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