サロンで脱毛すると日々の自己処理から開放され肌本来の美しい素肌へ導かれていきます。
ただし、サロンへは1〜2ヶ月の期間を開けて何度か通う必要があります。脱毛期間中は脱毛効果を高める方法を実践していれば思ったより少ない脱毛回数でツルツルの素肌を手に入れることができるかも知れません。
今回は脱毛期間中に脱毛効果を上げるためのポイントを解説します。

脱毛最大の敵は肌の黒ずみと乾燥!
脱毛の効果を邪魔する最大の敵は肌の黒ずみと乾燥です。
脱毛のメカニズムと、なぜ黒ずみと乾燥が脱毛の邪魔をしてしまうかを説明します。
脱毛の光は「黒さ」に反応
まずはなぜ脱毛の光でムダ毛が減ったり無くなったりするのかを説明します。
脱毛は、光の中の熱エネルギーを毛根に集中させることで、脱毛効果をあげていきます。
成長期にある毛根は黒くて光を吸収しやすいため、脱毛効果があるのは、成長中の毛のみとなります。
毛周期とは、毛が生えては抜けるを繰り返すサイクルのことを指します。
私たちの身体は、全ての毛穴から常に毛が生えているわけではありません。毛が生える成長期、毛の抜ける退行期、毛穴に何も生えていない状態の休止期があり、個人差はありますが3週間〜1ヶ月のサイクルでこれを繰り返しています。
毛穴の中に何もない状態=黒い毛根がない状態の時に光を照射しても脱毛効果はないため、毛周期に合わせて何度か脱毛する必要があります。
このように、黒い色素に反応することで効果を得られる脱毛方法ですが、肌が黒ずんでいると脱毛効果が薄れてしまいます。
肌が黒ずんでいると肌の黒ずみが光の熱を吸収してしまい、脱毛時の痛みが大きくなってしまいます。熱がこもりやすくなるので肌が乾燥し、肌荒れなどのトラブルの原因にもなります。
脱毛中はできるだけ肌を白く保つことが大切です。
乾燥していると脱毛効果はダウン
乾燥は脱毛の大敵です。サロンでも脱毛前に専用ジェルを塗ってくれますが、ホームケアもしっかり行なって、水分量の多い柔らかな肌をキープしておきましょう。
干からびた土に生えている雑草を抜くより、少し湿った土に生えている雑草のほうが草むしりしやすいのと同様に、保湿がしっかりされた水分量の多い肌のほうが脱毛効果が高くなります。
水には熱伝導という機能が備わっています。熱伝導とは物質を介して熱が伝わることをいいます。空気に比べ水の熱伝導率はおおよそ24倍。ということは乾燥している肌に比べ水分で潤っているお肌は熱が伝わりやすいということです。
エステサロンや医療での脱毛は光を利用する脱毛方法です。その光は「ものを温める」という熱を持っています。光を当てる事によって光の中の熱エネルギーを毛根に過熱させ脱毛効果を与えていきます。その為、乾燥している肌は熱伝導率が過熱が不十分となり脱毛効果をダウンさせてしまうのです。
さらに、乾燥した肌は毛根に過熱された少しの熱であっても発散することが上手くできません。熱を発散できない状態のお肌は、周りの水分を奪い熱を発散させようとしていきます。そのため、脱毛後の肌はいつも以上に乾燥しやすくなるのです。過度な乾燥状態の場合は、ひりつきや痒み、毛穴の炎症などの肌トラブルの原因となります。
○乾燥⇨熱伝導率低下⇨脱毛効果ダウン⇨肌トラブルの原因も
乾燥により脱毛効果がダウンするだけでなく、赤みや痒みかさつきなどの肌トラブルを防ぐためにも脱毛前後の保湿ケアは入念に行なう必要があります。